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株式会社トリニティ
インタビュー記事
2023年11月、【ヴィーガン子育て】を運営されていらっしゃる永井様よりインタビューを受けさせていただきました。ぜひご覧ください。
【ヴィーガン子育て】様は、化粧品開発における動物実験の現状や、動物実験不実施の化粧品メーカーのご紹介をするサイト運営の他、実際にお料理や実験などを通して、子どもたちにその重要性を伝えるイベントなどの活動を幅広くされていらっしゃいます。
美の追求だけでなく、動物愛護や自然への愛と循環を大切にする、同じ志を持つ同士として、このようなご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
【ヴィーガン子育て】のサイトは、喜び溢れる未来に向けての有益な情報が盛りだくさんです!
その他の記事もどうぞご覧ください。
動物実験不実施化粧品一覧
動物実験不実施コスメや、動物由来成分不使用コスメは最近のトレンドとなりつつあります。
食品にはヴィーガンを取り入れているけれど、コスメはまだの方も。
【ヴィーガン子育て】のサイトに掲載されている動物実験不実施の化粧品メーカー一覧。
ぜひヴィーガン化粧品選びのご参考になさってみてください。
動物実験不実施の化粧品は、近年、消費者の倫理的意識の高まりとともに注目されています。これは「クルエルティフリー(Cruelty-Free)」と呼ばれ、「動物への残虐性がない」という意味を持ちます。
なぜ動物実験が行われるのか
化粧品における動物実験は、新しい成分や製品が人間に安全であるかを確かめるために行われてきました。具体的には、皮膚刺激性やアレルギー反応、眼刺激性などを評価するため、動物に原料や製品を塗布したり、強制的に摂取させたりする方法が用いられていました。
しかし、これらの実験は動物に大きな苦痛を与え、倫理的な問題が指摘されてきました。また、動物と人間では生物学的反応が異なるため、動物実験の結果が必ずしも人間の安全性に直結しないという科学的な見解も広まっています。
動物実験不実施の背景と現状
こうした背景から、世界的に動物実験を廃止する動きが加速しています。
- 法律による規制: EUでは2013年に化粧品の動物実験が全面的に禁止されました。インドやイスラエル、トルコなどでも同様の規制が導入されています。
- 代替法の開発: 動物の細胞や組織を用いたin vitro(イン・ビトロ)試験や、コンピュータシミュレーション(in silico)など、動物を使わない代替試験法が開発され、安全性の評価に利用されるようになりました。
- 企業の自主的な取り組み: 多くの化粧品メーカーが、自社のブランド方針として動物実験を行わないことを宣言しています。大手企業では、資生堂やカネボウが2013年以降、化粧品の開発における動物実験を原則廃止しました。
動物実験不実施の証明とマーク
「動物実験をしていない」と企業が主張するだけでは不十分な場合もあります。製品の原料や、他社から供給される成分が動物実験を経ていないかまで確認するには、信頼できる第三者機関の認証マークが役立ちます。
代表的な認証マークには、以下のようなものがあります。
- Leaping Bunny(リーピングバニー): ウサギが跳ねるロゴが特徴で、国際的に最も広く知られている認証プログラムの一つです。製品だけでなく、その原料や成分サプライヤーも動物実験を行っていないことを厳格に審査します。
- PETA(People for the Ethical Treatment of Animals): 世界最大の動物愛護団体PETAによる認証で、クルエルティフリーの製品に与えられます。
クルエルティフリーとヴィーガンの違い
「クルエルティフリー」とよく似た言葉に「ヴィーガン」があります。
- クルエルティフリー: 動物実験を行っていない製品。
- ヴィーガン: 動物由来の成分(ハチミツ、ミツロウ、コラーゲンなど)を一切使用していない製品。
したがって、クルエルティフリーの化粧品でも、動物由来の成分が含まれていることがあります。動物実験も動物由来成分も避けたい場合は、「ヴィーガン」かつ「クルエルティフリー」の製品を選ぶ必要があります。
動物実験不実施の化粧品を選ぶことは、単なる製品選びにとどまらず、動物愛護や環境配慮といった倫理的な選択を示す一つの方法と言えるでしょう。
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