「もう、マスク生活に限界…」そう感じていませんか？

鏡を見るたびに、かゆみ、赤み、ニキビ、そして消えない毛穴の黒ずみ…。

実は、コロナ禍でマスク着用が日常になった今、同じように肌トラブルに苦しんでいる方が急増しているんです。そして、その悩みは冬の乾燥でさらに深刻になっているかもしれません。

今回は、そんなあなたの肌トラブルの根本的な原因から、今日からできる具体的な対策まで、徹底解説します。

この記事を書いた人：株式会社トリニティ代表　龍神もも代

データで見る深刻な悩み

参考：全国一般用医薬品（OTC）販売動向調査のデータを基に、株式会社インテージヘルスケア様が発表した「2020年7月度 市販薬（※1）市場トレンド」https://www.intage-healthcare.co.jp/news/release/d20200827/

湿疹の薬、売上が106.4%増！あなたの肌トラブル、その原因は「マスク」かも。

「マスクを外すと、顔が赤くなっている」「なぜかニキビが増えた」「毛穴が目立ってきた…」

コロナ禍でマスクが日常になった今、こんな肌の悩みを抱えていませんか？実は、この肌トラブル、あなただけでなく多くの人が経験しています。

事実、2020年7月に行われた市販薬の販売調査では、湿疹や皮膚炎の治療薬の売上が前年同月比106.4%という結果が出ています。

これは、マスク着用による肌荒れに悩む人が急増していることを示しています。さらに、冬の乾燥が加わり、症状が悪化している方も少なくありません。

なぜマスクで肌荒れが起きるのか、そのメカニズムから、あなたの肌を守るための具体的な対策まで、詳しくお伝えします。

マスク荒れする
3つの原因とは？

コロナ禍でマスクの着用が当たり前になり、かゆみ、赤み、ニキビなど、マスクを外した後の肌トラブルは本当に憂鬱ですよね。

実は、マスクによる肌荒れには3つの大きな原因があります。今回は、その原因を一つずつ詳しく見ていきましょう。

原因１. 蒸れにより抵抗力がダウン

マスクをしている時間が長くなると、マスク内は高温多湿になり、肌が蒸れてふやけてしまいます。一見潤っているように感じますが、これは良い状態ではありません。

肌の表面にある角質層は、外部刺激から肌を守るバリア機能の役割をしています。しかし、蒸れてふやけると、まだ剥がれるべきではない角質が剥がれやすくなってしまいます。これにより、肌の抵抗力が弱まり、外部からの刺激を受けやすくなったり、肌内部の水分が蒸発しやすくなって乾燥を引き起こすことがあります。

また、蒸れによって皮脂が過剰に分泌され、ニキビや吹き出物の原因になることもあります。

原因２.菌の繁殖による肌ダメージ

マスクの内側は、高温多湿で雑菌が繁殖しやすい環境です。

ある研究によると、マスク内部の環境は、公共のトイレの床以上の雑菌の温床だという結果も出ています。マスク内の蒸れた空気に、自分の唾液や汗が混ざることで、雑菌が増殖してしまうのです。

抵抗力が低下してふやけた肌に、これらの雑菌が付着すると、皮膚炎を引き起こす可能性が高まります。

原因３. 摩擦によるバリア機能の低下

マスクのサイズが合っていなかったり、着け外しをしたりするたびに、肌は絶えずマスクと擦れ合っています。

健康な肌であれば、多少の摩擦は問題ありませんが、抵抗力が弱まった肌にとっては大きな負担となります。この摩擦が繰り返されると、肌のバリア機能がさらに低下し、赤みや炎症、かゆみといった肌トラブルを悪化させてしまうのです。

このように、マスクによる肌荒れは、複数の要因が絡み合って起こります。これらの原因を理解することで、日々のケアを見直し、マスクに負けない健やかな肌を目指していきましょう。

トラブルを起こしやすい素材はこれ！マスク荒れを防ぐ
３つの対策

対策１. マスク内の環境を整える

「どんなマスクを選んでいますか？」

肌トラブルの原因は、意外にも普段使っているマスクの素材にあるかもしれません。ある皮膚科医への調査では、9割もの医師が「マスクの素材によって肌トラブルが引き起こされる」と回答しています。

特に注意したいのが、以下の素材です。

• ポリウレタンマスク（41.3%）
• ポリエステル（40.2%）
• 不織布プリーツマスク（39.4%）

参考：BOTANIKAL PEEL（https://www.botanical-peel.com/）を販売する株式会社CREDEA様が、皮膚科医を対象に行った「マスクの素材別肌トラブル」に関する調査結果よりhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000084606.html

これらの素材は、通気性が悪く蒸れやすいだけでなく、化学繊維が肌を傷つける原因にもなります。美容に関心がある方なら、黒いマスクが鼻の黒ずみを引き起こしやすいという話を聞いたことがあるかもしれません。これも、化学繊維や通気性の悪さによる影響です。

肌への負担を減らすため、以下のポイントを心がけましょう。

• 素材を見直す: 綿100%、麻、シルクなど、通気性の良い天然素材のマスクを選ぶ。
  
• こまめなケア: 汗をかいたら、清潔なハンカチやティッシュで優しく拭き取る。皮脂が気になるときは、あぶらとり紙で軽く押さえるように取り除きましょう。
  
• サイズを合わせる: ズレによる摩擦を防ぐため、顔のサイズにぴったり合うマスクを選びましょう。

対策2: 肌バリア機能を高める

マスク肌荒れを根本から解決するには、肌本来の防御力である「肌バリア機能」を整えることが不可欠です。

肌バリアが正常に働いていれば、外部の刺激から肌を守り、炎症が起こりにくくなります。皮脂膜や常在菌（美肌菌）のバランスを保つことが大切です。

保湿: 乾燥は肌バリアを弱める最大の敵ですが、塗りすぎもかえって肌の負担になります。肌の状態に合わせて、適切な量の保湿を心がけましょう。

洗顔: マスクを外した後は、肌を清潔に保ちましょう。皮脂膜を過剰に取り除かないよう、合成界面活性剤が含まれていない天然由来の洗顔料がおすすめです。

皮脂膜を守りながら、肌バリア機能を高めるスキンケアアイテムを使用しましょう。

対策３.　身体の免疫力をUPする

どれだけ正しいスキンケアをしても、体の内側が整っていなければ、その効果は半減してしまいます。肌荒れは、体の免疫力の低下と密接に関係しているからです。

生活習慣を見直すことは大切ですが、人それぞれに合うスタイルは異なります。

• 食事: 誰にでも良いとされる完璧な食事法はありません。自分に合ったバランスを見つけましょう。
• 睡眠: 必要な睡眠時間は人それぞれ。4時間で十分な人もいれば、7時間以上必要な人もいます。
• 運動: 無理に激しい運動をするのではなく、心臓に負担をかけない穏やかな運動から始めるなど、自分にとって心地よいペースを見つけましょう。

大切なのは、ストレスをためずに心地よく過ごすこと。それが、免疫力を高め、結果的に肌にも良い影響を与えます。

精油で体の免疫力を
高める方法

免疫力アップに役立つ
「精油」の力

免疫力アップにおすすめなのが、精油です。

精油の芳香分子は、嗅覚を通じて脳に直接働きかけ、免疫力向上や自律神経の調整、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。

「どの精油を選べばいいの？」と迷うかもしれませんが、実は自分の好きな香りが、今の自分に必要な香りであることが多いのです。必要な精油を日々使うことで、体質が整い、免疫力アップにつながりますので、ぜひお好きな香りを積極的に取り入れてみてください。

トリニティの体質診断から、免疫を高めて健康的な理想の体質に近づけてくれる精油が判明しますので、その精油を日々使ってみるのもおすすめの方法です。

精油とは不思議なもので、自分の好きな香りが今の自分に必要な香りであることが多いです。

いくら、必要だとわかった香りでも、その精油の香りが苦手だとその効果が十分に発揮できないことがあります。体質診断で判明した精油が好きであれば1番です。

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炎症が起きてしまったら？

ひどい炎症は迷わず皮膚科を受診しましょう。ステロイド処方には注意が必要なので、先生に相談して自分に合った治療法を選んでください。

軽度の炎症であれば、今回ご紹介した対策や、精油を使ったケアも有効です。ただし、自己責任の範囲内での使用を心がけましょう。

まとめ

マスクによる肌荒れは、蒸れ、雑菌の繁殖、そして摩擦が主な原因です。この3つの原因を理解し、日々の生活で適切な対策をすることが、健やかな肌を保つ鍵となります。

✔️ マスクの素材を見直し、蒸れをなくす 通気性の良い天然素材を選び、汗や皮脂をこまめに拭き取ることが大切です。

✔️ 毎日の正しい洗顔、スキンケアを習慣にし、肌のバリア機能を高める 肌のバリア機能を壊さない洗顔料を選び、適切な保湿で肌を健やかに保ちましょう。

✔️ 自分に合った生活習慣を確立し、抵抗力、免疫力を高める 食事、睡眠、運動など、無理のない範囲で自分にとって心地よい習慣を身につけることが、体の内側から肌を整えることにつながります。

✔️ 炎症はひどくなる前に、適切にケアをする 軽度の炎症であればセルフケアも有効ですが、症状がひどい場合は迷わず皮膚科を受診しましょう。

マスクによる肌荒れは、複数の要因が絡み合って起こります。これらの原因を理解することで、日々のケアを見直し、マスクに負けない健やかな肌を目指していきましょう。

2023年4月には、新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、ノーマスク生活が戻りつつあります。

マスクを外す日に自信を持てるよう、今のうちから自分の肌に合ったケアを始めてみませんか？

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