精油名:セロリ
学名:Apium graveolens
科名:セリ科
水蒸気蒸留部位:種子
主な産地:フランス、インド、インドネシア
香り:薬品のような独特でスパイシーな香り
目次
歴史が証明する力と、デトックス&美肌を叶える隠れた実力
セロリは、現代の私たちが食べる野菜としてだけでなく、遠く古代ローマやギリシャ時代から、すでに医薬品として、そして神聖な儀式に用いられてきた歴史ある植物です。その確かな有用性は、何千年もの時を超えて受け継がれてきました。
好き嫌いが分かれるが、知る人ぞ知るパワフルな香り
私たちが普段目にするセロリの葉ではなく、精油の蒸留部位となるのは種子(シード)です。
薬品のような独特な香りは、たしかに万人受けするタイプではありません。しかし、その香りの奥深さを知るアロマテラピーの専門家やユーザーには、「なくてはならない一本」として長年愛され続けています。
体内と肌の「老廃物除去」をサポートする優秀さ
セロリ油の真価は、そのデトックス作用と美肌効果にあります。
体内のクレンズ: 体内の老廃物除去を強力にサポートし、消化器系に優しく働きかけることで、内側から体をすっきり整えます。
美しさを育む: むくみのケアだけでなく、抗色素沈着(シミ予防)や美白といった美容面でも優れた有用性を発揮します。また、瘢痕形成(傷跡の修復)を促す働きもあるため、肌のトラブルケアにも活躍します。
馴染みは薄いかもしれませんが、セロリ油は、内側と外側の両方から美しさを追求したいあなたのための、知る人ぞ知る隠れた実力派精油です。
特性
皮膚
瘢痕形成、抗色素沈着、殺菌、抗アテローム(粉瘤)
酸化を防ぎ、シミ、そばかすの予防や緩和、美白に対して有用性があります。また粉瘤(本来皮膚から落ちるはずの角質と皮脂が落ちずに袋の中にたまる腫瘍のこと)の予防や緩和としても役立つ精油です。
瘢痕形成とは創傷治癒とも呼ばれ、傷や傷あとの改善に役立ちます。
心
精神強化、神経強壮、精神安定、鎮静、誘眠
心を鎮静させ、リラックスさせてくれるとともに、精神を強くして元気づけてくれる精油です。
体
生殖器:通経、月経促進
消化器:腎臓廃液促進、肝臓廃液促進、肝臓解毒、胆汁分泌促進、身体的強壮、食欲増進、消化促進、駆風(ガスだまり)腸蠕動活性、健胃
泌尿器:利尿
循環器:血圧降下
筋肉:筋肉強壮
その他:浄化、抗酸化
主な含有成分
数値(%)は平均的含有量
比重:0.871〜0,891 屈折率:1.479〜1.486
旋光度:+61°〜+88°

安全性

相性が良い精油
柑橘系:オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ベルガモット、メリッサ
花の香り:カモミール、ラバンジン、ラベンダー
ハーブ系:アンジェリカ、ローズマリーシネオール
スパイス系:スターアニス、タラゴン、フェンネル
※精油は、皮膚の治療や病気を治すための医薬品ではありません。症状に対してご使用になられたい場合は、医師にご相談されるか、自己責任の下ご使用くださいますようお願い致します。
肌、心、そして細胞たちへ。THE ROSE
produced by TRINITY
