「アロマ」と「精油」は別物!9割が知らない偽物と香りの真実

吸入やアロマクラフトをするためにアロマを選ぶ時、「精油」と「アロマ」を同じだと思っていませんか?

実はこの2つ、全くの別物です。安価なアロマの中には、本来の効果が期待できないどころか、体に悪影響を及ぼす可能性のある偽物も存在します。

本物の精油だけが持つ、心と体に深く働きかける秘密と、偽物を見分けるための確かな知識を、ここで手に入れましょう。あなたの「アロマライフ」を、もっと豊かで安全なものにするために、ぜひこの先をお読みください。

この記事を書いた人:株式会社トリニティ代表 龍神もも代

精油とアロマ、何が違う?

「精油(エッセンシャルオイル)」と「アロマ」という言葉は、よく似た意味で使われますが、厳密には異なるものです。

精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花、葉、果皮、樹皮などから抽出される、天然の香りの濃縮された液体のことです。水蒸気蒸留法や圧搾法といった方法で抽出され、ごく少量しか採れないため貴重です。100%天然で、人工的な香料や化学物質は一切含まれていません。この純粋な成分が、皮膚や心身への作用を目的として使われます。

アロマ:「香り」や「芳香」を意味する言葉です。精油そのものを指すのではなく、香りを活用する「アロマグッズ」などを指すことが多いです。例えば、柔軟剤やシャンプーなど、合成香料で作られたものも「アロマ」として販売されることがあります。

精油が体に与える影響

精油には、気分をリフレッシュさせたり、リラックスさせたりする効果が期待できます。これは、香りの分子が鼻から脳へ直接伝わり、自律神経やホルモンバランスを整える作用があるためです。

例えば、ラベンダーやカモミールの精油は、鎮静作用があり、安眠を促すのに役立ちます。また、ペパーミントやレモンの精油は、気分を爽快にし、集中力を高める効果が期待できます。

嗅覚と脳の深い関係

精油の香りは、単なる匂いではありません。香りの分子が鼻の奥にある嗅上皮(きゅうじょうひ)に到達すると、電気信号に変換され、大脳辺縁系に直接伝わります。大脳辺縁系は、感情や記憶、本能と深く関わる部位です。

このメカニズムにより、精油の香りは自律神経ホルモンバランスを整え、私たちの心身に直接働きかけます。

精油がもたらす心と体への作用

例として、トリニティで扱っている精油の中から4種類を挙げてみました。

  • ローズ:心を深く落ち着かせ、幸福感をもたらす「精油の女王」とも呼ばれるローズの精油は、心を穏やかにし、不安や緊張を和らげる効果が期待できます。特に、女性ホルモンのバランスを整える作用があると言われており、月経前症候群(PMS)や更年期の症状を和らげるのにも役立ちます。その甘く優雅な香りは、自信と幸福感を取り戻す手助けをしてくれます。
  • ラベンダー:心身をリラックスさせ、安眠を促す精油の中でも最も広く知られるラベンダーには、鎮静作用があることが科学的に証明されています。主成分のリナロールや酢酸リナリルが副交感神経を優位にし、心拍数を落ち着かせる作用があるため、ストレス軽減や質の高い睡眠に役立ちます。就寝前に香りを嗅ぐことで、安らかな眠りを促します。
  • パルマローザ:肌の健康を保ち、心を明るくする乾燥肌やオイリー肌など、様々な肌タイプに対応できるパルマローザの精油は、肌の水分と皮脂のバランスを整える作用があると言われています。フローラルで甘い香りは、心を明るく前向きにする効果も期待できます。スキンケアに取り入れることで、肌を健やかに保ちながら、気分もリフレッシュできます。
  • フランキンセンス:呼吸を整え、瞑想を深める古代から神聖な儀式に使われてきたフランキンセンスは、深く落ち着いた香りが特徴です。この香りは、呼吸を深くゆっくりとさせる作用があり、瞑想やヨガに最適な精油として知られています。また、肌の再生を促す効果も期待できるため、エイジングケアの分野でも注目されています。心を静め、内省を深めたい時に役立ちます。

これらの効果は、精油が持つ天然の成分がもたらすものであり、合成香料では期待できません。

精油の主な使用方法

  • 芳香浴: アロマディフューザーを使って香りを拡散させ、空間全体で香りを楽しむ方法です。
  • 塗布: ホホバオイルなどのキャリアオイルで希釈し、マッサージやスキンケアに使用します。
  • 吸入: マグカップなどにお湯を入れ、精油を1〜2滴垂らして蒸気を吸い込みます。

「偽和」に注意!
本物の精油を見分けるには?

精油は高価であるため、市場では安価な植物油や合成香料などを混ぜてかさ増しする「偽和」が横行しています。

偽和された精油は、本来の効能が期待できないだけでなく、思わぬ皮膚トラブルや健康被害を引き起こすリスクがあります。

精油の偽和は、大きく分けて希釈(薄める)と混和(混ぜる)の2つの方法があります。

これらの偽和は、精油の品質を著しく低下させるだけでなく、健康上のリスクをもたらす可能性がある為、注意が必要です。

1. 希釈による偽和

本物の精油は非常に高価なため、安価な液体で薄めて量をかさ増しする手口です。

  • 植物油や油脂: オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイルなどの無臭または安価な植物油で薄められることがあります。見た目では分かりにくいですが、精油本来の香りの強さや効果は失われます。
  • アルコールや水: アルコールや水で薄めるケースもあります。アルコールは蒸発が早いため、香りがすぐに飛んでしまうといった特徴があります。
  • 食用油: 食用油が使われる場合もあり、これはアロマテラピーや皮膚に使うアロマクラフトには不向きです。

2. 混和による3つの偽和

香りを似せるために、他の安価な成分を混ぜる手口です。

  1. 合成香料(合成化合物)の添加: 精油に含まれる特定の香りの成分を化学的に合成し、それを精油に混ぜる方法です。例えば、ラベンダー精油の主成分である「リナロール」や「酢酸リナリル」を合成して混ぜることで、安価なラベンダー風の精油を作ることができます。
  2. 安価な精油の添加: 香りが似ている、あるいは安価な別の精油を混ぜる手口です。例えば、真正ラベンダーの代わりに、生産量が多く安価な「ラバンジン」を混ぜることがあります。ラバンジンはラベンダーの交雑種ですが、成分構成が異なるため、期待される効果も変わってきます。
  3. 他の植物から抽出した成分の添加: 異なる植物から抽出した成分を、目的の精油に混ぜることがあります。例として、高価で希少なローズ精油に比較的安価で似たような香りの植物から抽出した成分を混ぜる手口などが挙げられます。

これらの偽和が行われると、本来の精油が持つ複雑な成分バランスが崩れ、心身への効果が期待できなくなるだけでなく、肌への刺激やアレルギー反応を引き起こすリスクも高まります。

精油を購入する際は、信頼できるメーカーを選び、製品情報(学名、抽出部位、原産国など)を確認することが大切です。

「偽和」に注意!本物の精油を見分けるためのチェックリスト

本物の精油を見分けるために、購入前に以下の点をチェックしましょう。

  1. 学名(ボタニカルネーム)の記載: 精油のボトルに、ラテン語の学名(例:ラベンダーなら Lavandula angustifolia)が明記されているか確認します。これにより、同じ名前でも種類が異なる植物(例:真正ラベンダーとスパイクラベンダー)を区別できます。
  2. 抽出部位と抽出方法: 花、葉、果皮など、どの部分から、どのような方法(水蒸気蒸留法、圧搾法など)で抽出されたかが明記されている製品を選びましょう。
  3. 分析データの開示: 信頼できるメーカーは、GC/MS(ガスクロマトグラフィー・質量分析法)などの分析データを公開していることがあります。これにより、精油に含まれる成分の割合や農薬、不純物の有無を確認できます。
  4. 遮光瓶の容器: 精油は、光や熱で劣化しやすいため、必ず遮光性のある茶色や青色のガラス瓶に入っています。プラスチック容器に入ったものは、成分が容器に溶け出すリスクがあるため避けるべきです。
  5. 価格の妥当性: 原料の希少性を考えれば、極端に安価な精油は偽和品の可能性が高いです。例えば、ローズ精油が安価に販売されている場合、そのほとんどが偽和品か合成香料である可能性が高いでしょう。本物のローズは冬の気温で固まりますが、偽物は固まらない特徴があります。

まとめ

精油とアロマは同じだと思われがちですが、実は全く異なるものです。精油は植物から抽出した100%天然の成分でこそ、心身に直接働きかける効果が期待できます。

一方、アロマは香りを指す言葉で、合成香料で作られた製品も含まれます。

特に注意すべきは、精油の「偽和(ぎわ)」です。安価な油や合成香料が混ぜられた偽和品は、本来の効果がないだけでなく、肌トラブルの原因になることもあります。

本物の精油を見分けるためには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 学名や抽出方法が明記されているか
  • 遮光瓶に入っているか
  • 極端に安くないか

これらのポイントを押さえることで、信頼できる精油を選び、心身を健やかに保つことができます。

あなたの「アロマライフ」を、本物の精油でより豊かにしていきましょう。

以下の関連記事もあわせてご覧ください。

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