精油名:パルマローザ
学名:Cymbopogon martini
科名:イネ科
水蒸気蒸留部位:全草(根以外)
主な産地:マダガスカル、ベトナム、インド、ネパール トルコ
香り:ローズに似たオリエンタルな香り
目次
【隠れた実力派】ローズの香りと科学が証明する美肌力
「インディアン・ゼラニウム」とも呼ばれ、古くからインドのアーユルヴェーダで重用されてきたパルマローザ油。草花から採れる精油でありながら、どこか優雅でローズに似た甘く柔らかな香りをまとい、心を静かに整えてくれます。
このパルマローザが、実は美肌とエイジングケアにおいて「隠れた実力派」であることをご存知でしょうか。
ローズを超える!驚異の「肌を守る力」
パルマローザ油の真価は、その科学的に証明された高い抗酸化力にあります。
紫外線などを浴びることで体内に発生する、毒性の強い「一重項酸素」という活性酸素は、シミやメラニンの大量生成、さらには肌老化を促進する原因となります。
しかし、パルマローザ油は、この厄介な「一重項酸素」を無力化する除去実験でトップクラスの結果を叩き出すほどの優秀さです。
「美肌成分の宝庫」としてスキンケアに必須
その高い抗酸化力に加えて、パルマローザの主成分である“ゲラニオール”は、なんとあの「香りの女王ローズ」よりも高い含有率を誇ります。
美肌成分の宝庫であるゲラニオールを豊富に含むパルマローザ油は、肌を健やかに整える力に優れ、日常のスキンケアにぜひとも取り入れたい精油です。また、抗菌・抗真菌作用も期待できるため、かさつきや揺らぎやすい皮膚トラブルのケアにも頼もしい存在です。
ローズに似た癒やしの香りを楽しみながら、科学の力で未来の肌を守る。パルマローザ油は、あなたの心と肌に静かな自信を与えてくれるでしょう。
特性
皮膚
瘢痕形成、抗菌、抗真菌、消炎、保湿、皮膚細胞調整
瘢痕形成は創傷治癒とも呼ばれ傷の修復に役立ちます。消炎に優れるため、皮膚炎、感染、湿疹などに有用性があります。
敏感肌、乾燥肌、あらゆる肌タイプと相性が良く、紫外線を浴びて発生する「一重項酸素」を除去する優れた力をもつことから、シミや肌老化の予防に役立つ。
パルマローザ油は、美肌成分であるゲラニオールの含有率が高くその率は全体の75%~85%を占めています。
心
精神高揚、精神安定、抗うつ、神経強壮、鎮静
精神を安定させ、神経をリラックスさせてくれます。またそれとともに精神を高揚させたり、神経を強くする働きを持ち、寛大な心へと導いてくれるため、抗うつにも役立つ精油です。 パルマローザの学名、「Paradisi」は「楽園」という意味で、地中海沿岸地方では幸福の象徴として栽培されています。
体
免疫:抗ウィルス、免疫刺激(免疫グロブリンA&免疫グロブリンM)
免疫機能を刺激して体のバリア機能向上に役立ちます。
お風呂に入れて膀胱炎や感染症、尿道炎予防にも用いられることがあります。
循環器:リンパ排液、心臓強壮
体液の浄化に役立ち、体の中の余分な水分を排泄してむくみ除去の助けとなります。
生殖器:子宮収縮
分娩を促進させてお産を楽にします。そのため、出産時以外の妊婦の高濃度での使用は注意が必要です。
※THE ROSEは使用量を守ればその心配はいりません。
主な含有成分
数値(%)は平均的含有量
比重:0.881〜0.909 屈折率:1.464〜1.477
旋光度:-2°50’〜+7°

安全性

相性が良い精油
柑橘系:オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン
花の香り:カモミールローマン、ゼラニウム、ローズ、ジャスミン、イランイラン、ネロリ
森林・樹脂系:ローズウッド
※精油は、皮膚の治療や病気を治すための医薬品ではありません。症状に対してご使用になられたい場合は、医師にご相談されるか、自己責任の下ご使用くださいますようお願い致します。
肌、心、そして細胞たちへ。THE ROSE
produced by TRINITY
